リアクション薄い……

中秋の 名月眺め おはぎ食べ、独り淋しく 胸焼け起こす。
と言うわけで、相変わらず独り年中行事を行いつつ、その度に侘しさを感じております。半年前の独り節分は泣きそうになりました。

それはともかく、10月になるとまた色々忙しくなりそうなので、無理矢理テンションを上げるために春日部〜鷲宮神社に行ってきました。「らき☆すた」終了記念で舞台探訪です。
動機の構成比は、「何となくガソリンをまき散らしたくなった:ネタ:学業=5:3:2」ぐらいでしょうか。


まずは春日部駅。なかなかのショットです。
初めて来た春日部で、この構図だけは見覚えがあるってのも変な感じ。この場に近づく時の眩暈の感覚と、構図を見つけた時のピースが嵌った感覚が醍醐味かと。
一応駅構内も見てきましたが、劇中でこれといった目印もなかったのでスルー。ところで、Suicaって入場券代わりにはならないんですね。入場ゲートが閉まって恥ずかしい思いをしました。


次は鷲宮神社。こうした絵馬がたくさんありました。それにしても「○○は俺の嫁」ネタが多過ぎる。
OPの構図は上記リンク(Wikipedia)の画像と同様なので省略。
らき☆すた」を抜きにしても、流石は関東最古の神社だけあって風情があります。落ち着く。
で、折角来たので当地の様子を大鳥居前の大酉茶屋の定員さん、並びに、境内で作業をしていた方(作務衣姿だったので宮司さんやら禰宜さんとかではないと思うが……ちゃんと調査するなら聞くべきですね)に伺ってみた。

まとめると、
・「らき☆すた」放映後、参詣者は「変化」したと言うよりも若年層男子を中心に「純増」。
・ネットで話題になっているようなマナーの悪い参詣者がいるわけではない。迷惑を被った覚えもない。(「久喜市鷲宮神社がオタクのせいで〜」という物言いがネットで聞かれているが、そもそも鷲宮神社久喜市のものではない)
・イラストが入った絵馬も問題視していない。
・「らき☆すた」を見て来たと思しき参詣者に対し、特別な対処はしていない(当神社は映画「ラブ★コン」のロケ地にもなっているが、特にPRはしない。皆さんに来てもらいたいという俗な部分ももちろんあるが、それで聖の領域を失ってはならない)。
・以前よりも広範囲(北は北海道、西は愛媛・愛知まで確認)から参詣客が来るようになったのは確か。
痛車も来る。

私としては、元々聖性を備えた神社という領域がアニメーションの文脈で「聖地」と呼称されて「巡礼」という行為を行われていることについてのコメントが欲しかったのだけれど、「別に何とも思ってないですよ」に約言されてしまった。あれだけ珍妙な絵馬を奉じられておいて、リアクション薄すぎだろ!
流石はクリスマスの浸透についても「神様が一柱増えただけです」と言ってのける宗教だ(公式見解は知らないが)。神道の懐の深さに感服した一日でした。