日本人ですか?

ドラえもんが実写化するそうですね。F先生が亡くなってからのドラえもんにはあまり興味ありませんが、のび太役にえなりかずきというのはいかがなものか? 気分はこんな感じ。

さて、研究室きっての聖人に「ブラジル料理を食べに行かない?」と誘われたので、下妻市まで行ってきました。
バイキング形式だったのですが、飲み物を最初に頼むシステムのようです。出てきたメニューがポルトガル語(多分)。「よくわからないけど、おそらく『ガラナ・コーラ』とか書いてあるから、これを頼んでみませう」と聖人と話していると、やってきた店員さんに「あぁ、日本人ですか?」と言われ、日本語メニューが出てきました。まさか国内の飲食店に入って日本人であることを問われるとは思わなかった。

「そもそもブラジル料理って何?」と思いつつの入店でした。メキシコ料理ならばトルティーヤ+何らかの食材で納得するのですが、ブラジル料理はわからない。結局、出されたものは素材を活かしたポテト料理全般と、油たっぷりの肉料理です。「温かければもっと美味しいのにな」と思いつつ食べましたが、退店時に、カウンターへ行けば揚げたて焼きたての料理を頂けることに気づく。畜生、全然勝手がわからない。
全体的に味が重く、デザートのプリンまで重い始末。それはそれで美味しかった。
問題はコーヒーです。滅茶苦茶まろやかなのに後味すっきりという、今までに飲んだことのない味。アメリカン・コーヒーの薄さに驚いた経験はありますが、この味は再現出来る気がしない。S○NYのサポート・センターに繋いでも「再現性がありませんので、お答えできません」とか言われそうな味です。コーヒーの温度が適温か否かすら判断できませんでした。

店内BGMから店員さん、客に至るまで日本語が全然使われておらず、また、食事全般が食べたことのない味ばかり。自明性の中で生活している人間には落ち着かないものです。ちょっとした旅行ならばカルチャー・ショックを受けるぐらいで良いのでしょうが、留学とか海外赴任している人って凄いですね。とりあえず私はお茶漬けが食べたくなりました。